ワイナリー便り

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ワイナリー便り No.15 (ナバーロ・ロペス)

10月中旬にスペインのボデガを訪問してきました。

今回訪問したのは来年から取扱い予定のボデガとImperioの生産者のBodegas Navarro Lopezです。

ボデガを訪れた時には収穫はほぼ終わっていて剪定作業を行なっていました。

今年も社長のドロテオ氏が迎えてくれました。

<収穫時に未成熟だったので、そのまま残って成長したテンプラニージョ>

<:社長の指示を受けながら剪定にチャレンジ>

<剪定されたぶどうの木>

ワイナリー便り No.14 (サン・ホセ・デ・アパルタ)

「サン ホセ デ アパルタ」より今年の収穫作業の様子が届きました。

今年は気候にも恵まれ良いぶどうが収穫できたようです。

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<サン・ホセ・デ・アパルタ>

収穫の開始は例年に比べて2週間遅れて始まりました。

収穫時期の人手不足が心配されましたが、移民の増加と鉱山での求人が少なかったため、
それほど問題になりませんでした。

3月初旬の白ぶどう品種の糖度から判断して今年の収穫期間は短くなる事が予想されましたが、
ぶどうの木の成長度合いは良好だったので、ぶどうの房は大きく育ち十分な収穫量が確保できました。

好条件の天気のおかげでぶどうはゆっくりと繊細に成長したので、状態の良いぶどうが収穫できました。
例年よりも上品で、丁度良い酸度のぶどうが収穫でたので、よりフレッシュなワインが造られるでしょう。
また特に赤ワインでは太陽光を沢山受けたため完熟度の高いワインが造られるはずです。

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ワイナリー便り No.13 (ナバーロ・ロペス)

10月末にImperio GR 2009, BIB Vina Garriaの生産者ナバーロロペスに行ってきました。

今年の収穫は開始が早かったので、すでに収穫全て終わっていました。
畑では冬を迎えるために枝を剪定する作業を行なっていました。

葉がついた枝をそのままで冬を迎えると木が凍ってダメになってしまうからです。
この時期には畑の中から煙が上がっていることがよくありますが、
これは剪定した枝を燃やしている為だそうです。
1.テンプラの木

すでに収穫が終わった畑にいくつかぶどうの房が残っていました。
2.成長不足

これは収穫時期に成長不足で残していたぶどうです。
試しに食べて見ましたが、とても甘くて美味しかったです。
3.成長不足

私が畑を訪れた時には作業は始まっていませんでしたが、オーナーのドロテオ氏がわざわざハサミを持ってきて、剪定する作業を再現してくれました。
剪定した後は残った枝が柵に沿って広がるように固定します。
4.ベルデホ剪定5.ベルデホ剪定

ワイナリー便り No.12 (ナバーロ・ロペス)

「ボデガス ナバーロ ロペス」より今年の収穫作業の様子が届きました。

まだまだ、収穫が忙しいみたいで簡単なコメントしか届きませんでしたが、

今年も状態の良いぶどうが収穫されてるようです。

このぶどう達が将来弊社で取り扱っているワインになるかと思うと今から楽しみです。

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<ナバーロ・ロペス>

2017年の収穫は5月から気温が高かったために通常より早い8月の一週目から始まりました。

糖度が高く、状態の良いぶどうが収穫できました。

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DSC_0763 DSC_0837

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ワイナリー便り No.11 (サン・ホセ・デ・アパルタ)

チリの季節は今は春です。
例年よりも気温が高く少しおかしな天気が続いた春です。
この影響で今年の収穫は1週間ほど早まると予測されます。
実際、グループ会社が栽培しているさくらんぼはすでに収穫が始まっています。

いくつかの品種ではすでに花がついていたり、すでに2,3ミリ程度の実ををつけ出しています。
ぶどうの木の手入れとしては1本あたり収穫量を調整するための芽の剪定を行なっています。
また、風通しがよくなり、日光がよく当たるようになる効果があります。

Flor Cab S Cuaja en Syrah Fruto recien cuajado en Carmenere

 

ある程度の高さまで育ったら剪定を行い成長を止めることによりぶどうの成長を促します
区画ごとのぶどうの収穫量を予想するにはあと20日程待つ必要があります。
その後不要なぶどうの房を切り取り、醸造するワインの品質ごとに収穫量を調節します。

Cab S enrejado para chapoda

ウィロー氏はラペルバレーのいくつかの畑を管理していて、
ワイナリーで45年以上働いていて、1990年に最初にラペルバレーで栽培を始めた時にいたメンバーの1人です。
彼は新たな畑ができる瞬間に多く立ち会ってきました。
彼の知識と経験はワイナリーの畑仕事に大きく役立っています。

Don Wilo3

ワイナリー便り No.10 (ナバーロ・ロペス)

10月初めに弊社扱いのスペインワイン、「Imperio Gran Reserva」、「Vina Garria」の生産者である
「ボデガス ナバーロ ロペス」にて収穫の見学をしてきました。
ワイナリーのある「DOバルデペーニャス」はマドリッドから南に200kmの場所に有り、
スペインのDOの中で2番目に古い生産地です。

ワイン造りの歴史は紀元前までさかのぼるのですが、バルデペーニャスのワインがスペインに
知り渡ったのは16世紀になります。

首都マドリッドのワインの供給源として多くの人に愛飲され、その人気から当時のバルデペーニャスの
ワインには特別な税金が課せられ、 その税金で現在もランドマークとして街内に残る「アルカラ門」、
「トレド門」が建設されました。(写真はアルカラ門)

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19世紀にはバルデペーニャスからマドリッドまでワイン列車と呼ばれた汽車が走りよりマドリッドの人々にとってバルデペーニャスのワインは一層身近なものになりました。
また、鉄道によってワインはカディスまで運ばれ、港からフィリピン、キューバ、中米等の海外にも輸出されていました。これらの背景からバルデペーニャスはスペインワインの先駆けといっても過言ではありません。

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今回はスペインを代表する赤ブドウ品種のテンプラニージョの収穫を見学してきました。収穫は日光が弱い早朝から午前中にかけて行われます。

スペインでは夏時間を採用しているのでホテルを出発した朝の7時でもまだ暗かったです。

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ナバーロロペスでは自社畑での収穫については全て手摘みで行なっています。

 

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ブドウは完熟しており、そのまま食べても甘みが強くとても美味しかったです。この畑のブドウの樹齢は約25年だそうです。

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写真の男性がワイナリー社長のドロテオ氏。現在63歳、7歳から毎年収穫をしているそうです。

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収穫するチームはスペイン人、モロッコ人、キューバ人など多国籍です

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ワイナリー便り NO.9 (ナバーロ・ロペス)

ボデガス ナバーロ・ロペスでは9月はじめに2016年ビンテージの収穫が始まりました。
白ワイン用のぶどうは「ベルデホ」で始まり、「シャルドネ」、「ソーヴィニヨンブラン」、「アイレン」と収穫が続きます。
今年の収穫は去年よりも始まりは遅いですが、ぶどうの出来は去年以上に格別です。
20160923-7 20160923-6
収穫は日差しを避けて【深夜2時】から【早朝7時】の間に行われます。
9月中旬からは栽培量が最も多いスペインを代表する「テンプラニージョ」の収穫が始まりました。
収穫は10月半ばまで行われます。量は例年並みですが、ぶどうの状態は最高です。
20160923-4 20160923-1 20160923-3

ワイナリー便り No.8 (サン・ホセ・デ・アパルタ)

【2016年の収穫】

今年の収穫は例年よりも10日ほど遅く始まりました。
収穫が遅れたことによりぶどうの糖分が通常よりほんの少し少なく、
ワインのアルコール分も少し低くなっていますが、爽やかさが増しています。
2016年のワインはとてもフレッシュで、飲みやすい仕上がりです。
今年の白ワインは果実味と酸味が豊富で飲みやすいです。複雑なアロマが際立ちます。
赤ワインはフレッシュさとシッカリした果実感があります。
少し軽めで、タンニンもスムーズなので飲みやすさが特徴です。

収穫が行われた時期の天気は少し変わっていました。4月末に2回雨が強く降り
チリ国内のぶどう生産の40%を占めるクリコ地区から南の畑に大きな影響が出ました。
収穫が遅れたことも含め、雨の影響で今年収穫されたぶどうの品質はあまり良くありません。
収穫量についても全国的に30%近く減りました。

サンホセデアパルタは北部にあるので、雨が降る前にほとんどのぶどうの収穫を終えていたため
雨の影響は南部に比べて少なかったです。

【ぶどう畑の現状】

今の時期の畑では来年の収穫に向けての最初の作業である剪定を行っています。
ブロックごとの状況に従い剪定方法を変え、新芽の数を調整します。これにより収穫量のコントロール
を可能にします。
今年の冬は寒く、雨が多いため、アンデス山脈には雪がたくさん積もっています。
ここ最近は雨が少ない年が多いので、山脈の雪解け水が豊富にあることはぶどう栽培にとても重要です。

2016 収穫2 2016 収穫4

 

【新製造ライン】

2016年は前年比で30%輸出量が増えました。チリ国内の販売はは2つの大手スーパーと契約し順調です。
新設した製造ラインの立ち上げは思った以上に苦労しました。しかし現在では100%稼働し、
輸出向け、国内向け両方の出荷量増に貢献しています。以前の倍以上の1日あたり最大で1,500ケースの
出荷が可能になりました。

新設備1 新設備2 新設備5 新設備6

ワイナリー便り No.7 (ナバーロ・ロペス)

【バルデペーニャスでワイン発表会】

ワイナリーの地元であるバルデペーニャスのレストラン関係者200人以上を集めて、ナバーロ ロペスのワインの発表会を行いました。
地元テレビ局アナウンサーによる進行の中、ワイナリーと友好関係にあるカスティージャ ラマンチャ州のソムリエ協会のメンバーによりワインが紹介されました。
出席者はベルデホ、テンプラニージョ、シラー、メルロー、クリアンサ、ロゼなど6種類のワインを試飲しました。
会中にはスペインで有名なシェフである Pepe Rodoriguez氏 と バルデペーニャスで行われる国際的ワイン展示会の FENAVINの創設者である NEMESIO de LARA氏に
両者のワイン業界への貢献をたたえる賞を授与しました。発表会の最後にはフラメンコのコンサートを行い大盛り上がりの1日でした。

1_発表会

1_発表会2

 

 

 

 

 

 

【世界中の展示会に参加】

ワイナリーは2016年上半期にドイツのProwein, 香港のVinexpo、スペインのAlimentariaとFenavin.などの
国際的なワイン展示会に出展し,多くの人にナバーロ ロペスのワインを知ってもらいました。
国際的な展示会に参加することにより、各国のインポーターと密接な関係を築くとともに、現地のメディアに取り上げられることによって、
ワイナリーの名前が世界に知れ渡りました。フランスの権威あるワインガイド”Gilbert & Gallard”にも取り上げてもらいとても高い評価を得ました。
2_展示会

 

 

 

 

 

 

【エノツーリズム】

エノツーリズムとはワインをテーマにした新しい旅行のスタイルです。
今年からワイナリーナバーロ ロペスではエノツーリズムに対して門戸を開放し、
ワイナリー訪問ツアーを開催しています。
ワイン愛好者はお手頃な料金でワイナリーの歴史、醸造設備、ぶどう畑を知ることができ、
ツアーの最後にはワインの試飲もできます。
今年に入ってすでに200人以上の訪問者を受け入れ、地元観光ガイドブックにも紹介されています。

3_ツアー 3_ツアー2

Navarro Lopez 訪問

初入荷したスペインワインの生産者、Navarro Lopezを訪問してきました。
ワイナリーはスペイン中央南部にあるドンキホーテの舞台として有名なカスティージャ・ラ・マンチャ州のバルデペーニャスにあります。
バルデペーニャスはスペイン国内でも有数のワインの生産地として知られており、スペイン国内では最大の生産量を誇ります。

マドリッドからAVE(高速列車)に乗って1時間のシウダー・レアル駅で降り、さらに車で1時間移動して目的地のバルデペーニャスに到着です。
まずはDO(原産地呼称委員会)を表敬訪問。最近のDOバルデペーニャスはファッションブランドとコラボレーションや独自のコンクールを開催するなど、
地元のワインの普及に精力的なプローモション活動を行っているそうです。街にはスペインのシンボルでもある昔ながらの風車がオブジェとして残っていました。

01.AVE02.車窓03.DO建物04.風車

街郊外のワイナリーに行く途中にアグザデラスの丘に立ち寄りました。この丘からは広大なラマンチャの大地にぶどう畑が点在する景色を眺めることができます。
丘には15mの高さの天使像があるのですが、70年代のテロによって破壊されてしまい今は骨格だけを残し、廃墟のような状態です。

05.天使の像06.丘1

ワイナリーに到着する直前にベルデホの畑に寄りました。
訪問した時期はまだぶどうはまだ青い状態で、試しにひと粒食べてみたのですが、当然酸っぱいだけでした。
バルデペーニャスでは白ぶどう品種は主にアイレンが多いのですが、最近はベルデホの栽培が増えているそうです。
当初は他地域での人気にあやかって栽培を始めたのですが、意外にバルデペーニャスの環境に適していて、出来のよいぶどうが育ったために
ベルデホの生産量は増えて行く一方だそうです。

07.ベルデホ108.ベルデホ209.ベルデホ3

土壌は石灰質で通気性のよい粘土質、有機物が少なく貧しいため、ぶどうの栽培にとても適しています。
雨が少なく、寒暖の差が激しい大陸性気候です。
これらの環境のおかげでしっかりしたボディとアロマを持つ高品質のワインを造ることが可能になっています。
畑の周辺には所々に野うさぎの巣である小穴が沢山ありました。
野うさぎがぶどうの木の幹を齧ってしまうので困っているそうです。

10.うさぎの巣

続いて赤ワインの原料となるテンプラニージョの畑を見てきました。
こちらもベルデホ同様まだまだ若い状態です。
雨が少なく、夏の暑さが激しいスペインでは灌漑が認められており、夏の間の限られた時期だけ水をまくことができます。
訪問した時も太陽が強く照りつけ、気温は40度近くありました。
これだけ暑いと当然人間も耐えられませんが、ぶどうにとってもなおさら厳しい環境です。

11.テンプラニージョ112.テンプラニージョ2

13.テンプラニージョ3

Navaro Lopezはバルデペーニャスで三番目の規模のワイナリーです。
年間生産量は1,400万本。熟成ワイン用の庫には6,000個のオーク樽を貯蔵しています。
24時間稼働の生産ラインはオートメーション化されていて、ボトルの箱詰め、BIBの袋詰めまでも自動化されています。
世界60カ国に輸出するためには、これほどの大規模なラインが不可欠なんでしょうね。

14.入り口15.オフィス

16.ライン117.ライン218.熟成蔵19.ミーティング

20.3人組

※ワイナリーを案内してくれた左からマーケティング部長のエチェデイ、社長のフランシスコ、輸出部長のルエディ

 

最後に現地で頂いた昼食の写真を紹介します。前菜にパプリカのタルト、一皿目はバカラオ(鱈)のサラダ、
メインにイベリコ豚のプレサの鉄板焼き(肩ロースの一部)を頂きました。
デザートはお気に入りのプリンの生クリーム添えです。そして最後にカフェコンレチェ。
かなり満足度のある料理でした。ワインも付いて15ユーロ(約2,100円)はかなりお得です。

21.前菜22.バカラオ

23.イベリコ24.プリン

 

Navarro Lopezより、手頃な価格でダブル金賞の高品質のワインをお届け!!
☆ インペリオ グラン レゼルバ 2007